◆勉強以外の勉強◆          早稲田大学 教育学部
 須坂高校の皆さんおはようございます。最初に断っておきますが、私が書くのは合格体験記などではありません。私が高校三年間に実行していた「勉強の合間にやっていても勉強してるもんと周りに言い張ることのできる、しかも本当に勉強に影響する頭休めの方法」の話です。まじめな合格体験記や役に立つ参考書リストを期待していた方にはすみませんが、私も極力皆さんのお役に立ちたいと思う以上、誰も書かない話をあえて書くのです。役に立ちそうだと判断した方は、私の話を読んでやってください。

 ただし、以下の条件を満たした方のみ。
 ・授業の予習復習、及び出された課題を7割以上こなしている方   ・模擬試験において、第一志望大学の合格判定がB以上の方(Cは落ちたよ。うん)

 当たり前のことですね。以上の条件を満たさない方は、頭休めとか言う前に予習だけでもちゃんとやるように。それ以外の人は、以下の項目を勉強の合間に実行し、ゆっくり休憩(?)してください。

 ○星評価の見方
  ★  ……1年生のうちにやっておきたい

  ★★ ……1,2年生におすすめします
  ★★★……生徒全員に強くすすめます 

・新聞を読もう(なるべく全国紙) 評価:★★★ 対応教科:ほぼ全科目

 図書館や教室にあるはずです。全部読むほうが本当はいいのですが、時間のない人は1〜3面と社説を中心に、毎日、ある程度の速さで読みましょう。何種類か読み比べても楽しいでしょう。社説の違いに驚きます。いつの間にか読解力がぐんと上がり、知識量が増えます。

・新書を読もう 評価:★★ 対応教科:ほぼ全科目

 図書館入って右の奥、文庫の棚のその向こうにあります。文庫よりちょっと縦長のあれです。模試の国語の評論文や、英語の長文読解の元ネタは、しばしば新書から出ています。読まない手はありません。自分が興味のあるジャンルからはじめて、志望する学部に関連する分野や、まったく違った分野に手を伸ばしていきましょう。10冊ぐらい読んだ頃から、やはり読解力と知識量が伸びます。

・英字新聞を読もう 評価:★★★ 対応教科:ほぼ全科目

 図書館にあったと思うんだけど、「週間ST」ってのを読んでました。デイリーヨミウリも面白いらしいです。様々なジャンルの単語を英語で身につけておくと、どんなネタの長文読解もこなせるようになります。

・「源氏物語」(瀬戸内寂聴、講談社)を読もう 評価:★★ 対応科目:国語、日本史

 あんまり有名すぎて大学受験本番にはそうそう出ませんが、原典に忠実に訳しているのでお勧めです。巻末には、寝殿造の図解なんかが載っているので、覚えづらい古文常識を確認しつつ読むことができます。決して虎の巻として使わないように。

・「桃尻語訳 枕草子」(橋本治、河出文庫)を読もう 評価:★★ 対応科目:国語、日本史

 やはり有名すぎて大学受験には出ませんが、古文常識を強力に補強してくれます。完全にしゃべり言葉なので読むときに抵抗がないのも魅力。よって虎の巻にはなりません。

・「マンガ日本の古典」(全32巻、中公文庫)を読もう 評価:★★ 対応科目:国語、日本史

 授業では取り上げないような、いわゆるマイナーな古典作品をマンガで読めます。模試の古典で、このシリーズに収録されていた作品がズバリ出たこともあります。また日本史の文化史に出てくる作品を、あらすじだけでも知っておくといいでしょう。

・「世界ふしぎ発見!」(TBS系)を見よう 評価:★★★ 対応科目:世界史、日本史

 言わずと知れた長寿番組。受験知識をフル活用して本気で回答しつつ鑑賞しましょう。世界の文化や歴史に関する余計な知識を蓄えることで、受験単語の定着を図れます。正答率の上昇と、世界史の点が比例します。電話を片手にアンサー発見。

・「その時歴史が動いた」(NHK)を見よう 評価:★★★ 対応科目:日本史、世界史

 こちらは比較的教科書準拠。歴史をただの単語と年号のの羅列ではなく、一大スペクタクルとして見ることで、知識の定着を図ります。質の良さはさすがNHK。

・「NHKニュース」を見よう 評価:★★★ 対応科目:ほぼ全科目

 皆さんはセンター試験でリスニングをやりますね。対策として、副音声(英語)にして見ましょう。難易度は少し高めですが、一ヶ月ぐらいで慣れます。さらに、現在の社会情勢を知ることで、国語、現代社会、英語の長文読解などにどんなネタが出ても対応できます。文章のネタを事前に知っているかどうかで、試験の出来が変わってしまうのです(ホントそう)。

・「トリビアの泉」(フジテレビ系)を見よう 評価:★★ 対応科目:ほぼ全科目

 説明は不要ですね。しょーもないネタも多いですが、アカデミックなトリビアも数多くあります。余計な知識を増やすことで、関連する実際に受験で使う知識も定着します。ど忘れ防止ですね。トリビアのおかげで、センター試験で一問をこぼさずにすむこともありました。

・DVDを見よう 評価:★★ 対応科目:英語

 純粋なリスニング対策です。海外のアニメなど子供向け作品がいいでしょう。リスニング入門にちょうどいい難易度です。字幕・音声ともに英語にし、シャドウイングをしながら見れば完璧です。ただしこの方法はかなり疲れるので、休み休みやりましょう。

 番外編

・オープンキャンパスに行こう 評価:★ 対応科目:受験勉強への気合い

 自分の偏差値に見合った大学を選ぶのも重要ですが、「絶対行きたい憧れの大学」を見つけるほうをおすすめします。なぜなら、憧れの大学を設定することで、勉強への意気込みがまったく違ってしまうからです。なので、オープンキャンパスに行きまくり、気に入った大学を見つけ、「絶対この大学へ行くんだ!」と自らを洗脳しましょう。早いに越したことはありません。私自身、1年の夏休みにオープンキャンパスに行ったその大学に、今通っています。成績も、入学当初は学年30番前後だったのが、飛躍的に伸び、模試の順位表に名前が載るまでになりました。そして受験生になってからは、進路の先生の説得も突っぱねて(滑り止めに国公立受けとけ!)ついに夢の進路を手にしたのです。さあみなさん、この夏休みはオープンキャンパスに行き、自分の進路を自分で決めましょう!

・「大学生のためのレポート・論文術」(小笠原喜康、講談社現代新書)を読もう                            評価:大学に合格してから

 大学に入った途端に、たいていの講義でレポートの課題が出されます。当然、書いたことが無いので慌てます。そうならないためにも、合格を確認したその足で本屋に赴き、これを買って読みましょう。大変実用的です。大学生協にも平積みされています(実話)。

 最後に、私が今通っている大学の宣伝を。須坂高校は国公立大学進学を中心とした授業ですが、私は、須坂高校生の進学先として、早稲田大学を強くおすすめします。実はこの2つの学校、共通点がやけに多いのです。例を挙げると、(カッコ内早稲田大学の話)

・自由な校風(ものすごく自由な大学です)
・校歌、応援歌などの充実(30曲以上あります)

・部活動が盛ん(正確な数が分からないほど山とあるサークル)
・お祭り好き(早慶戦とか、早稲田祭とか)
・龍を代表とする、目に見えるシンボル(大隈講堂、大隈重信像など)・学校内でしか通用しない言葉の数々(馬場歩き、学注、ドハマリ等など)

などです。どうです、似てるでしょう。この文章を読んで興味を持った方は、この夏ゼヒ高田馬場へ(まだ言うか)!

 それではみなさん、地道に勉学に励んでください。都の西北でお待ちしております